築年数が経過しているような家だったりすると、ちょっとした拍子にドアが開かなくなってしまうことがあります。
ドアノブを回したり、レバーを下げても開かなかったり、そもそもノブが回せない・レバーが下げれないなんてことも発生します。
そこで今回はドアが開かなくなってしまう原因と閉じ込められてしまった際の対処法について、詳しくお話いたします。
ドアが開かなくなってしまう原因
ドアが開かなくなってしまう原因としては以下があげられます。
- ドアノブの経年劣化
- ネジの劣化・緩み
- 建付けの歪み
- 鍵の故障
- ラッチやレバーが故障
- ドアノブの部品の錆
ドアノブやネジの劣化や緩みだったり、建付けが歪んでいることや鍵・ラッチなどの故障・ドアノブが錆びているといったことが原因としてあります。
以下では、上記のドアが開かなくなってしまう原因について、詳細な情報をお届けいたします。
ドアノブの経年劣化
大体の物には耐久年数があり、ドアに取り付けられるドアノブの耐久年数は10年~15年程度で、長期に渡って使い続ければそれだけ経年劣化します。
経年劣化で耐久性が落ちると、ドアノブが回りにくくなって結果ドアが開かなくなってしまいます。
自宅のドアのドアノブを見て明らかに長期間利用されているようなら、専門業者に依頼してドアノブの交換をしたほうが良いです。
ネジの劣化・緩み
ドアノブは一定の個所で固定されていることで回してドアを開けることができるので、固定しているネジが劣化や緩んでいると開かなくなることがあります。
ノブはドアを開けるために必ず使うものなので、長く住んでいる家や築年数が長い家だと、それだけ固定しているネジが劣化したり緩みやすかったりします。
外側にネジがあるものなら目視である程度確認して交換できたりしますが、内部にあるものだと外側からは確認できないため注意が必要です。
建付けの歪み
災害の中でも地震が起こった際に発生しやすいのがドアの歪みで、この歪みが原因でドアノブを回すことができず開かなくなることがあります。
また地震でなくてもドアを固定している備品の破損やネジの緩みでも建付けの歪みが発生し、結果閉じ込められてしまうことがあります。
建付けの歪みが原因である場合、鍵屋ではなくリフォーム業者に依頼してドアの建付けの歪みを直してもらうことになります。
鍵の故障
ドアノブではなくノブについている鍵が故障してしまっている場合でも、それが原因でドアが開かなくなることがあります。
ドアが開かないどころか鍵穴に鍵を刺せなかったり、鍵が開かないといった症状があるなら、開かなくなる前に専門業者に相談しましょう。
専門業者に相談して鍵の交換を行えば、ドアが開かなくなることを防ぐことができます。
ラッチやレバーが故障
ノブの内側にはドアを固定するための「ラッチ」という部品が付けられており、これが故障したりレバー式のものだとレバー自体が故障して開けられなくなることがあります。
レバーが故障した場合でも内部のラッチが動かなくなるためドア自体が開かなくなる原因となります。
いずれもドアノブ自体を分解する必要があり、素人がやって戻せなくなると困るので、ラッチやレバーの故障が疑われるなら専門業者へ一度相談しましょう。
ドアノブの部品の錆
金属などでできていることが多いドアノブは、湿気が多目な場所だと部品が錆てしまって、それが原因となって開かなくなってしまいます。
自宅が湿気の多い場所だったり、さび取りを定期的にしていなかったりする場合、錆が原因の可能性は高いです。
錆を取っただけでドアが開くようになる可能性は高いので、市販の錆を落とすスプレーなどを吹きかけて試してみてください。
閉じ込められた際の対処法
大体の場合ドアが開かない原因となるのは、ノブ内部でドアを固定している「ラッチ」が動かなくなってしまうことです。
この「ラッチ」ですが、ドアが閉まっている状態で隙間から針金・カードなどを差し込んで、ラッチ本体の斜め部分を押してあげれば引っ込んでくれます。
引っ込ませた状態でドアを動かすことで開くことができるので、ラッチが動かないことが原因で閉じ込められているようなら試してみてください。
困ったときや鍵屋にご相談ください
前項の対処法で外に出れたとしてもドアノブ自体を直さないと、再びドアが開かなくなって閉じ込められる可能性が大いにあります。
大体の場合ドアノブ自体の交換が必要になるので、ドアノブに関して困ったら専門業者である鍵屋にご相談するのがおすすめです。
場合によっては安く済ませてくれることもありますし、近くの鍵屋であれば短時間で駆けつけてくれることもあるので、とりあえず頼ってみましょう。
まとめ
今回はドアが開かなくなる原因と閉じ込められてしまった際の対処法についてお教えいたしました。
大体の場合ドアノブやパーツの経年劣化や錆などが原因で、ノブ内部にある「ラッチ」が動かなくなって閉じ込められることが多いです。
ドアの隙間に物を差し込んでラッチを動かせば、閉じ込められても脱出できる可能性は高いです。
脱出できてもできなくても、ドアノブの交換が必要となるので、一度鍵屋にドアノブについて相談してみましょう。