
会社の机や学習机の引き出しが、突然動かなくなった経験がある方もいるでしょう。無理に引き出しを開けようとすると、状況が悪化する可能性があるので注意が必要です。
今回は、会社の机や学習机の引き出しが動かなくなる原因や、机の鍵開けを業者に依頼する場合の費用について解説します。
机の引き出しが動かなくなる原因

机の引き出しが動かなくなる原因は、主に4つあります。ご自身に当てはまるものがないか確認してみましょう。
経年劣化
日常的な使用により、鍵やシリンダーが摩耗し、鍵が回しにくくなることはよくあります。
上記のような要因が重なり、長年使用することで、経年劣化により鍵が動かなくなるケースは多いです。
扉と引出しの歪み
机やキャビネットの扉や引出しが歪んでしまえば、鍵が正常に機能しないのは当然です。
また、ちょっとした衝撃でも歪みが生じることがあり、それが鍵が開かない原因の一つになることもあります。
机の鍵の取り違い
学習机や会社の机の鍵は、その他のタイプの机の鍵と似ているため、間違えやすいです。
リングに複数の鍵が付いていて、大きさが似ている場合、間違えて鍵を入れてしまい、引き出しが開かなくなることがあります。
また、鍵穴の近くに鍵の番号が刻印されている場合もありますので、ご確認ください。
鍵の紛失や変形
小型で軽いデスク錠の鍵は紛失しやすく、また、頻繁な使用や誤った操作により、変形や破損が起こりやすいです。そうなると、鍵が使えなくなるという事態に陥ります。
デスクの引き出しが、開かなくなったというトラブルが発生した場合は、早めに鍵の点検や修理を依頼しましょう。
机の鍵開けを業者に依頼する場合の費用

次に机の鍵開けを業者に依頼する場合の費用について解説します。
机の鍵を開けてもらう費用は、業者によって異なる
ウェブサイトやチラシから情報を収集するだけでなく、作業を依頼する前に見積もりを取るべきです。
費用は鍵の種類や作業内容によって異なる
費用は鍵屋によって異なるだけでなく、開けたい鍵の種類や、作業内容によっても異なります。
子供用学習机
子供用学習机には、引き出しに鍵が付いています。
学習机の鍵と言いましても、開錠費用は様々で、場合によってはかなり高額になることもあります。シリンダーを分解して洗浄したり、鍵自体を破壊しなければならないケースがあるからです。
一見、簡単な錠に見えても、まずは業者にご相談してください。
オフィスのデスクと片袖机
片側に引き出しが付いた机は、「片袖机」と呼ばれ、学校やオフィスでよく見られます。
片袖机は、上段の引き出しと、その他の引き出しよりも、奥行きが深い下段の引き出しに鍵が付いていることが多いです。これらの鍵を開けるためには、シリンダー交換や部品分解、錠前全体の交換など、高度な技術が必要になる場合があります。そのため、作業費用に差が生じる可能性があります。
費用だけでなく、業者に見積もりを依頼して、どの様な作業が必要であるのかを確認する必要があります。
脇机やデスクワゴン

机の下に収納するデスクワゴンと、机の面積を広げるための便利な脇机。
脇机やデスクワゴンの鍵開け費用は、鍵の種類や性能、劣化の度合い、作業内容によって異なります。
無理に自分でこじ開けようとすると、錠を傷つけてしまい、修理代が高額になることもあります。 鍵を開ける際は、専門業者に見積もりを依頼するのが安心です。
キャビネット
書類や物品の保管に欠かせないキャビネット。オフィスでよく見かけるキャビネットの錠前は、製品によって開け方が大きく異なります。
費用も大きく異なるので、必ず見積もりを取ってから作業を依頼するようにしましょう。
ダイヤル錠の開錠費用は業者によって異なる
また、鍵の破棄や暗証番号のリセットの可否など、依頼者のニーズによっても費用は変わってきます。作業を依頼する前に、必ず要望を伝えて見積もりを出してもらうようにしましょう。
まとめ

業者に机の鍵開けや鍵交換を依頼する場合、最も安全で確実なのは、鍵のプロである鍵屋に依頼することです。鍵屋を利用する主なメリットは、スピーディーな対応と確かな技術です。
多くの鍵屋は当日、あるいは当日中に対応でき、作業内容にもよりますが、1時間以内に問題を解決できることも珍しくありません。
また、鍵がなくても鍵穴から新しい鍵を作製することも可能です。 また、鍵の専門家ですので、メーカーでは対応できない複雑な問題でも解決できることが期待できます。
さらに、ピッキングツールの使用も、法律上認められているので、安心して任せることができます。
料金は、机やキャビネットの鍵開けで8,000円ぐらい、鍵の作成や交換で10,000円ぐらいなので、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめだ。
また、出張費や見積もりは、無料という鍵屋さんも多いので、業者を選ぶ際には、料金を比較してみるのも良いでしょう。