基本的にはドアに付いていることが多いドアチェーンですが、物件が古すぎたりすると付いていないこともあります。
ドアチェーンは補助鍵のように後付をすることが可能で、プロに依頼する以外にも個人で取付ができます。
今回の記事ではドアチェーンを後付けする方法に関して、より詳しくお話をさせていただきます。
ドアチェーンの役割について
ドアチェーンは玄関ドアに取り付けられているチェーンを使ったセキュリティ設備のことです。
ドア近くに設置された鎖の先端についている金具をドア側についている金具に引っ掛けることで、ドアをフルオープンにさせなようにできます。
似たようなものとしてU字ロック(別名ドアバー)と呼ばれるバー型のもあり、用途はドアチェーンと同じです。
訪問販売や勧誘に対応するため
自宅を訪ねてくるのは知り合いや友達だけでなく、訪問販売や勧誘といった望んでいない人もいます。
そういった人が来た際にドアをフルオープンせずに対応できるようになっているのがドアチェーンです。
ドアチェーンをかけた状態で対応することで強引に部屋へと入ってくるのを未然に防ぐことができます。
空き巣・強盗が侵入してくる時間を稼げる
ドアチェーン自体はそこまで高いセキュリティはなく、外側からそこまで難しくなく開けられてしまいます。
ですが、ご自宅に空き巣や強盗が現れた際、ドア鍵を開けられてもドアチェーンがかかっていれば、それも開ける必要が出てきます。
侵入してくる時間を稼ぐことができますし、相手によってはドアチェーンがかかってるのを確認して諦める可能性まであります。
ドアチェーンを後付する方法
ドアチェーン自体は後付が可能で、後付方法自体もそこまで難しくはないため個人で取付ができます。
まずは玄関のドア枠に穴を開けてチェーン付きの金具を取り付け、その後ドア側にチェーンを引っ掛けるための金具を取り付けます。
軽く引っ張っただけでチェーンや金具が外れては意味がないので、チェーン・留め具共にしっかりと固定したほうが良いです。
ドアの素材で準備するものが違う
ドアチェーンの後付は使われているドアの素材でも異なっており、素材が木製なら通常のドライバーで可能です。
基本的には穴を開ける必要があり、使われている素材が鉄製となると電動ドライバーでないと刃が立ちませんね。
交換するドアチェーン自体は3000~5000円程度で購入して用意することができます。
ドアチェーンを取り付ける際の注意点
穴を開けないとドアチェーンは取り付けができないため、それなりに音が出ることなど注意する必要があります。
また穴を開けるということはそれだけドアを傷つける可能性が高く、個人でやる場合には最新の注意を払わないといけないです。
以下ではドアチェーン取付時の注意点に関して、詳細にお話させていただきます。
アパート・マンションは管理側に相談
一軒家などではなくアパートやマンションといった賃貸でチェーンの取付を行う場合、先に管理者側への相談が必要です。
ドア枠やドアに穴を開ける行為であるため、契約の内容などによっては管理側とのトラブルになる可能性があります。
勝手に穴を開けた結果破損扱いとなり修理代などの請求をされてしまうことまであるため、事前にちゃんと管理側と相談したほうが良いです。
個人でやると失敗率が高い
個人でドアチェーンをやる際に一番のネックとなるのが設置するチェーン・受け具の距離ですね。
この調整が個人でやると難しく、取り付けた位置によっては近すぎたり逆に遠すぎたりと失敗率が高いです。
しかもドアチェーンの設置は穴を開ける必要があるため失敗すると取り返しがつかないので、慎重に行う必要があります。
外側から簡単に開けられてしまう
実はドアチェーンはニッパーなど工具を使えば、類似品のドアバーなどでも強引に開けることができてしまいます。
防犯としてはメインとなる鍵がかかっていること前提の補助鍵のような性能になっています。
ドアチェーンやU字バーをかけているからといって開けられない保証はないわけです。
ドアチェーンの後付や防犯に対する相談は鍵屋へ
個人でのドアチェーン設置は失敗するリスクが高く、環境によってはトラブルにもなりかねないです。
また防犯性能もそこまで高いものではなく、しっかりと防犯したいのであれば補助鍵の設置や鍵自体の交換を行うほうがおすすめです。
ドアチェーンの後付や防犯に対して考えているなら、プロである鍵屋へ一度相談してみるのがいいですね。
まとめ
今回はドアチェーンの後付方法に関して、より詳しい情報をお届けいたしました。
個人でドアチェーンの設置は可能ではありますが、それなりにリスクがある点に注意が必要ですね。
鍵に関して困っていたり相談したいなら、一度プロの鍵屋に相談してみるのがおすすめです。