いつどこで窃盗や不法侵入といった被害にあうかわからないため、企業だけでなく個人でも金庫を購入する人は多いです。
実際に金庫を購入しようと思ったら、どんなのがあってどれを選べばいいのか迷う所。
そこで今回は金庫の種類や鍵のタイプ・選び方について解説させていただきます。
金庫は大まかに2種類ある
金庫には大まかに以下のような2種類があります。
- 耐火金庫
- 防盗金庫
耐火金庫と防盗金庫の2種類で、それぞれ特徴を持っています。
ここからは、上記の金庫に関してどのような特徴があるのかご説明いたします。
耐火金庫
耐火金庫は名前のごとく火に耐えられる金庫で、機密書類などの重要な書類や通帳といった燃えやすいものや磁気ディスクなんかを守るのに良いです。
金庫を作る際に用いるコンクリートに水分を含んだものを採用しており、その水分が存在することで燃えないようにしています。
火災などで周りが燃えても、庫内は177度以下を保つようになっており、ディスク関係の保管に特化した「データセーフ金庫」であれば、庫内52度以下かつ湿度80%以下とより高性能になっています。
防盗金庫
防盗金庫は耐火金庫に近い耐火性能と共に、盗難防止のためより丈夫に制作され、宝石や貴金属を保管するのに適している金庫です。
耐火金庫に近い耐火性能ではあるものの少し劣っており、その代わりに道具などを使って壊したり強引に解錠されないっような丈夫さを持っています。
また金庫そのものが普通の金庫よりも重くしてあるのも特徴で、義務用で使われる防盗金庫になると300キロから2トンもの重さがあります。
金庫に搭載されている鍵の種類
金庫に搭載されている鍵にも、以下のような種類があります。
- 指紋認証型
- 電子テンキー型
- シリンダー錠型
- ダイヤル型
指紋認証型や電子テンキー型・シリンダー錠型・ダイヤル型といったものがあります。
ここからは、上記の金庫に搭載されている鍵の種類について、特徴などを詳しくお伝えしていきます。
指紋認証型
登録した指紋を照合させることで解錠できる指紋認証型は、ここ最近になって金庫の鍵に採用されてきています。
複製の難しい指紋でしか開けることができないので、本人以外開けることができないといった防犯性能が高いです。
その代わり指を怪我したりすると開けることができなくなったり、複数人で管理するのには向いていないといった点もあります。
電子テンキー型
登録された番号と入力された番号が一致することで解錠することができる電子テンキー型は、複数人で管理したい時などに便利です。
番号を入力して開けるだけという簡単な操作なのにしっかりと防犯性能が高いです。
ただし、暗証番号を忘れてしまったり、電池が切れると開けれないといった点には注意が必要です。
シリンダー錠型
鍵のみでしか開閉することができないシリンダー錠型は、電子テンキー型よりも簡単に開けることができ、開閉回数が多くなるような場合におすすめです。
金庫の開け閉めが簡単にできますし、暗証番号を忘れてしまったといった開けれなくなる危険性も低いです。
ですが、鍵一本で開け閉めができるため鍵自体を盗まれてしまうとそれだけで簡単に中身を盗られますし、紛失するとプロに開けてもらわないといけなくなるといった面もあります。
ダイヤル型
取り付けられたダイヤルを決められている数分右や左に回して一致させることと、専用の鍵も必要なのがダイヤル型です。
シリンダー錠型のように鍵だけではなくダイヤル式ロックの解錠も必要になるため、防犯性能が高いです。
その代わり自身で解錠するのも時間がかかりますし、ダイヤル式ロックの番号を忘れてしまう可能性があるなどの危険性もあります。
金庫の選び方
金庫を選ぶ際は、庫内に入れる物の特徴と鍵の使い勝手で選ぶのが良いです。
中に入れるものが紙類などの燃えやすいものなら耐火金庫がいいですし、宝石や貴金属類なら防犯性野の高い防盗金庫がおすすめです。
また金庫についている鍵の種類も、防犯性能だけでなく開閉しやすいなどの使い勝手も含めて選んだほうが良いです。
開閉の頻度が多いなら指紋認証型などがいいですし、滅多に開けることがないならダイヤル式を採用すれば番号さえ覚えておけばとは困らないです。
まとめ
今回は金庫の種類を始め付いている鍵の種類や選び方まで解説させていただきました。
金庫は大まかに2種類、ついている鍵は4種類ぐらいで、使用用途に合わせたものを購入するのがおすすめです。
あなたの大事なものを守ってくれる金庫なので、ご購入を検討しているなら慎重に選びましょう。