自宅玄関の鍵や車・自転車の鍵など使う機会が多い鍵だと、ふとした時に閉まらなくなることがあります。
特に急いでいるときに閉まらなくなってしまうと、車や自転車だと盗まれる可能性がありますし、自宅玄関だと空き巣に入られてしまう可能性があって放置できません。
そこで今回は鍵が閉まらなくなる5つの要因と閉まらなくなった際の注意点もお教えいたします。
鍵が閉まらなくなる5つの要因
鍵が閉まらなくなる要因としては以下の5つがあります。
- 鍵や鍵穴の変形・摩耗
- ラッチに異常が出てる
- ストライクに異常が出ている
- ドアの建て付けが悪くなっている
- 鍵穴内の埃・異物
鍵や鍵穴の変形・摩耗を始めラッチやストライクの異常・ドア建付けの悪化・鍵穴内の埃や異物といったものがあります。
以下では、上記の鍵が閉まらなくなる要因についてより詳細な情報を記載していきます。
鍵や鍵穴の変形・摩耗
鍵の寿命は10~15年程度で、それぐらい経過した鍵や鍵穴だと変形・摩耗してしまい、それが要因で鍵が開かなくなる可能性があります。
変形や摩耗している場合鍵の動きが悪いくなっていることが多いので、動きが悪いなと感じたら市販の鍵穴用潤滑剤を使うのがおすすめです。
もしくは鍵の動きが悪いと感じたら、鍵屋などに依頼して鍵自体の交換を行うのも手ですね。
ラッチに異常が出てる
ドアの側面にはドアノブに連動して動くラッチというものが付いており、これがストライクと呼ばれる穴に入ってひっかかることでドアが閉まります。
このラッチが何かしらで不具合を起こし動かなくなってしまったりすると、ドア自体を閉めることができなくなってしまいます。
ラッチの動きが悪いと感じたら、乾拭きや水拭きでキレイにしたり、こちらも鍵専用潤滑剤を付けることでラッチの動きがよくなる可能性があります。
ストライクに異常が出ている
ラッチではなく受ける側となるストライクの位置がズレてしまっているなど異常が出ている場合も閉まらなく要因となります。
施錠後にちゃんと閉まっているか心配になってドアノブをガチャガチャすることがありますが、この際に強くやりすぎるとストライクがズレてしまったりします。
ストライクは上下に設置されたボルトで止められているので、ズレているようならこのボルトを緩めることで位置を調整して直すことができます。
ドアの建て付けが悪くなっている
内開きや外開きするドアには基本枠と接続している部分に蝶番が使われているのですが、この蝶番のネジが緩んだり破損していたりすると、ドアそのものの建付けが悪くなります。
ドアの建て付けが悪くなるとドアの角度がおかしくなってしまい、その結果鍵が閉まらなくなってしまいます。
蝶番のネジが緩んでいる場合や蝶番自体がズレている場合は位置を調整し、蝶番が破損などしている場合は同じ蝶番を探して交換してみるのが良いですね。
鍵穴内の埃・異物
鍵穴内には埃が溜まったり異物が入ってしまうことがあり、それらが要因で鍵とシリンダーのかみ合わせが悪くなり鍵が閉まらなくなります。
玄関のところに屋根など守るものがない場合、雨風によって鍵穴内にゴミが入ることが多発するので注意したほうが良いです。
エアダスター・掃除機・鍵穴用潤滑剤といったものを利用して鍵穴の掃除をし、ゴミや埃を取り除けば鍵が閉まるようになるはずです。
鍵が閉まらなくなった際の注意点
鍵が閉まらなくなった際は以下の点に注意する必要があります。
- ピッキングを行わない
- 鍵の分解をしない
- 鍵穴に専用の潤滑剤以外使わない
- 力任せに回さない
ピッキングや鍵の分解を行うのはNGですし、鍵穴専用潤滑剤以外の潤滑剤を使ったり力任せに回したりすると故障の原因となります。
ここからは、上記の鍵が閉まらなくなった際の注意点について、より詳しくご説明させていただきます。
ピッキングを行わない
ピッキングで無理やり鍵を閉めたり、ピッキングツールや針金を使って中の異物を取り出そうとしたりするのは危険です。
鍵を閉めれるようになるどころか、内部に傷がついたり針金などが折れて中に残ったりすると修理が必要になります。
普通に鍵屋さんに依頼するよりも費用が嵩む可能性のがあるので、むやみにピッキングを行わないようにしましょう。
鍵の分解をしない
鍵は精巧に作られているものなので、素人が分解して修理しようとすると手順がわからなくなったり部品が無くなったりして元に戻せなくなる可能性が高いです。
この場合も鍵をもとに戻してもらうために余計な修理費がかかってしまいます。
下手に鍵穴を分解したりせずに、まずは鍵屋などプロへ相談をしてみるのが良いです。
鍵穴に専用の潤滑剤以外使わない
鍵穴には専用の潤滑剤が存在しておりネットなどで購入可能なのですが、面倒になって家においてある適当な潤滑剤を使うといったことはやめましょう。
鍵穴用潤滑剤は鍵の潤滑に特化したものとなっており、使用後鍵穴に影響が出ないよう専用の粉末でできています。
専用潤滑剤代わりに食用の油や自転車などに使う潤滑油などを使ってしまうと、油で鍵が回しやすくなるのと同時に埃やゴミが付着しやすくなってかえって閉まらなくなる可能性が高いです。
力任せに回さない
鍵が閉まらない場合何かしらの要因があるはずですが、それを取り除いたりせず力任せに回すのは良くないです。
力任せに回した結果鍵や鍵穴が壊れてしまったり、鍵が折れて鍵穴に詰まってしまうこともあり、そうなると鍵屋を呼んで余分にお金を支払うハメになります。
焦っているときほど力任せにやってしまいガチなので、まずは落ち着いて鍵が閉まらない要因をしっかりと見極めて対処していきましょう。
まとめ
今回は鍵が閉まらない要因と閉まらなくなった際の注意点についてお伝えいたしました。
鍵は様々な要因で閉まらなくなることがあるので、閉まらなくなった際は慌てずに落ち着いて要因を探りましょう。
ちゃんと要因さえ突き止めればあとはそれに対応することで、鍵が元通り閉まるようになるはずです。
どうしても直らなかったり、どうにもならない状況になってしまったら、鍵屋に連絡して一度相談してみるのが良いですね。