自動車の鍵としてスマートキーが普及し、それと同時に自動車の盗難も増えたことで防犯装置であるイモビライザーの導入も増加しています。
防犯装置・防犯システムであるイモビライザーを解除するための機器としてイモビカッターが登場し、イモビライザーを狙った盗難が出てきています。
そこでこの記事ではイモビカッターから自動車を守るための対策方法について、詳細な情報を記載していきます。
イモビカッターについて
自動車盗難防止システムとしてスマートキーにイモビライザーが搭載されるようになりましたが、そのイモビライザーを無効化するのがイモビカッターです。
イモビカッターはそもそも鍵業者の方々がや自動車整備関係の人がスマートキーの合鍵作成の道具として利用されていました。
このイモビカッターが悪用されるようになり、メーカー側が対策したり県によっては所持・製造を禁止までしているものの、根絶やしにはできていないのが現状です。
イモビカッターから自動車を守るための対策
イモビカッターから自動車を守るための対策としては以下があります。
- イモビカッターガードを導入する
- OBDガードを導入する
- タイヤロックを付ける
- ハンドルロックを付ける
- 新しく警報装置を導入する
- GPSトラッカーを導入する
- 防犯センサーを導入する
イモビカッターガードやOBDガードを導入したり、ダイヤブロック・ハンドルロックといったものを付けるといった対策があります。
ここからは、上記のイモビカッターから自動車を守るための対策に関して、詳細な内容をお話いたします。
イモビカッターガードを導入する
イモビカッターに対する防犯装置として、Amazonなどで1万円以下でイモビカッターガードといった装置が販売されています。
自動車自体にイモビカッターガードを装着して使うものとなっており、単体での効果もありますが警報と合わせて使えばより防犯性能が高まります。
自動車に搭載されているイモビカッターのコネクタと計上が一致しないと装着ができないので、購入前にメーカーホームページで確認をするのが良いです。
OBDガードを導入する
自動車にはOBDコネクタという名前の装置が運転席の足元に無防備な状態で設置されており、イモビカッターはそのOBDコネクタから侵入を行います。
OBDコネクタは自動車のメイン部分へと接続されている重要なものとなっており、これを物理的に守ってくれる「OBDガード」があり、取り付けることでイモビカッターの侵入を防げます。
「OBDガード」の取り付け自体難しくなく、簡単に取り付けが可能なこともあり、自動車の防犯対策として購入する人が多いですね。
タイヤロックを付ける
名前の通りタイヤにロックを装着して車両自体を動けなくさせるだけでなく、破壊自体に時間がかかって窃盗を諦めやすくしてくれるのが「タイヤロック」です。
本体にカラーバリエーションがあり、特に目立つような色のものを使えば遠距離でもタイヤロックの装着が認識しやすく、犯行を諦めるきっかけになりやすいです。
ロックの仕方としてタイヤを両側から挟むタイプが多いので、買う前にタイヤサイズを確認しておくのが大切です。
ハンドルロックを付ける
自動車のドアの鍵を開けられエンジンを掛けられたとしても、ハンドルロックでハンドルさえロックすれば運転ができないため盗めなくなります。
ロックの形式として鍵式のものを始めダイヤル式やアラーム付きなどいくつか形式があり、それぞれに特徴が在ります。
鍵式だとセキュリティ面に強いもいのの鍵そのものを無くすと二度と開けれないといったリスクがあり、ダイヤル式は合わされると解錠されてしまうなど、一長一短ですね。
新しく警報装置を導入する
自動車のコンピューター内にイモビカッターで侵入された際に反応するように、新たに警報装置を導入するといった手段があります。
イモビカッターガードなどと組み合わせれば、侵入自体を防げるだけでなく、侵入を感知して警報音を鳴らすことができます。
警報音が辺りに鳴り響きではそれに驚いた窃盗犯が逃げていく可能性が高まるので、自動車の盗難対策として使えます。
GPSトラッカーを導入する
自動車が盗難した際に、追跡を行い自動車の位置を特定することができる「GPSトラッカー」の導入も防犯対策になります。
GPS機能のついたGPSトラッカーを車内に設置して使うことができ、実際に使うためにはGPSトラッカーだけでなくSIMカードも必要になります。
別途SIMカードを用意したり月額の通信料金などコストがそれなりにかかってくる点には注意が必要になります。
防犯センサーを導入する
自動車の防犯として防犯用のセンサーを置いておき、検知して音や光を発生させることで自動車窃盗を諦めさせる効果が期待できます。
一番知られているのが警報機用のセンサーで検知することで音を鳴らせるもので、他にも検知することで光を発するものも何かの防犯システムが作動していると思わせることができて効果があります。
手軽に自動車への設置ができて防犯効果が高いものが多いので、とりあえずの防犯対策として取り入れておくのがおすすめです。
トヨタ車が狙われやすい
特性上イモビカッターは車種によって異なっていることから、特定メーカーや大量生産されているものが狙われやすく、特にトヨタ車は注意が必要です。
自動車窃盗は一度解体してから海外へ輸出されての取引が多く、海外人気が高いかつ普及されているトヨタ車は格好の獲物となっています。
トヨタ車を既に購入している人やトヨタ車の購入を考えているなら、イモビカッターへの対策をしっかりと考慮しておく必要があります。
まとめ
今回は自動車窃盗の1つであるイモビカッターへの対策方法について、効果のもあるものをご紹介いたしました。
イモビライザー自体は自動車の防犯対策として必要なものとなっていますが、それを逆手にイモビカッターを使った自動車窃盗が増えてきています。
防犯対策としてイモビライザーが導入されていることだけに安心せず、イモビカッターに対しての対策もしっかりとおこなっていきましょう。