鍵には様々な種類があるのですが、その中の1つとしてタキゲンの鍵というものが存在しています。
このタキゲンの鍵が実際にはどういったものに使われているのかやどんな種類があるのか気になりますよね。
そこで今回はこのタキゲンの鍵に関してどのようなものに使われているのかやどんな種類があるのかご紹介していきます。
タキゲンの鍵とは?
タキゲンの鍵は主に配電盤・分電盤といった電気設備やインフラ設備の鍵として使われていることが多いです。
他にも学校の施設や駅の構内・駐車場・自動販売機といった、一般の方達が身近に触れるような場所の鍵にも使われていたりします。
自宅や車に使われているような鍵と比べると、特徴的な形をしているものが多いですね。
タキゲンの鍵の種類
タキゲンの鍵の種類としては以下のようなものがあります。
- タキゲン TAK80
- タキゲン TAK60
- タキゲン TAK50/TAK55
- タキゲン 0200
- タキゲン 500
- タキゲン 400
- タキゲン 030
TAK80や0200といった感じで、数字が種類として割り振られています。
下記では上記のタキゲンの鍵の種類について、詳しくお話させていただきます。
タキゲン TAK80
TAK80はTAKシリーズ内で一番防犯性能の高い鍵で、操作性が高いリバーシブルディンプルキーが使われています。
鍵違いがなんと118000通り存在していて、キーシステムが鍵事に異なるので、1個の錠前に対応している鍵がマスタキーを除けば1つしかないです。
その代わりマスタキーであればどの鍵でも解錠可能ですし、お客様専用番号への対応もしているため、一つの鍵で複数の設備管理も行えます。
タキゲン TAK60
TAK50/TAK55より防犯性能が高く、鍵の裏表関係なく解錠可能なリバーシブルタイプのディンプルキーとなっているのがTAK60です。
凹凸のあるディンプルキーでありながらリバーシブルタイプになっているため、操作性が高くなっています。
鍵自体に防塵シャッターがついているため凹凸部分などに塵が入り込んで鍵が回らなくなるといったことも防いでくれます。
タキゲン TAK50/TAK55
0200との互換性があり、0200の錠前を開けることはできますが0200の鍵では錠前を開けることができないようになっているのがTAK50/TAK55です。
先に出たTAK50が2023年12月で販売終了しましたが、後継のTAK55はより防犯性を高めて防塵シャッターまで付いたものになっています。
0200の錠前も開けることができるため、鍵1つで多数の設備を管理しながら、一部設備の防犯性能を高めるといったことができます。
タキゲン 0200
電気関連設備・インフラ設備・工場などでハンドルの簡易型錠前の鍵に採用されていることが多いのが0200です。
こちらは同一キーシステムというシステムが使われていて、0200の錠前であれば同一種類となる0200の鍵であればどの鍵でも開けることができます。
電気技術者などがこの鍵を持ってさえいればどこにある分電盤でも開けて素早く点検ができるメリットがありますが、防犯面を考えて違う鍵が採用されることも多いですね。
タキゲン 500
こちらも同一キーシステムを使っていて、鍵の先がギザギザしているのが特徴となっているのが500です。
同一キーシステムなので500の鍵であれば、どの500の錠前でも開けることが可能となっています。
なので500の鍵一本で多数の設備管理を行うことができるようになっています。
タキゲン 400
鍵の先が短めかつギザギザとした形が特徴的なのが400です。
0200や500と同じ用に同一キーシステムなので、錠前が400のものであれば鍵1個で多数の施設管理などが行えます。
一般の鍵よりも短く小さい鍵なのでなくしたりしないように注意が必要です。
タキゲン 030
こちらも鍵の長さが短めで先が二股になっているのが030の特徴です。
この030の鍵とそっくりな形で先が長くなっている「タキゲン 100」というのも存在しています。
同じ形の鍵でも長さで種類が異なるものであったりするので注意が必要です。
まとめ
タキゲンの鍵は電気関連設備やインフラ設備などの特殊な場所で採用されていることが多く、それ以外にも学校の施設や自動販売機など身近なところに採用されていることもある鍵です。
鍵自体も特殊で、種類によっては1本の鍵で多数の設備が管理できるように、同一キーシステムが使われていたりします。
同一キーシステムだと防犯性能がどうしても低くなってしまうため、TAKシリーズという防犯性能の高いものも登場しています。