元鍵やスペアキーがなくても鍵は作れる!方法などをご紹介

鍵の作成は元鍵やスペアキーを元にして作ってほしいという依頼のほうが多いいです。

ですが、中には元鍵・スペアキーといった鍵を失くしてしまい、鍵なしの状態で鍵の作成を依頼されることもあります。

今回は元鍵やスペアキー無しで鍵を作る方法や料金相場について触れていきます。

元鍵やスペアキー無しで鍵を作る方法

元鍵やスペアキー無しで鍵を作る方法としては以下があります。

  • ファイバースコープ
  • インプレッション
  • 鍵を分解し中の構造から作る

ファイバースコープやインプレッションといった方法や鍵を分解し中の構造から作るといった方法もあります。

ここからは、上記の元鍵やスペアキー無しで鍵を作る方法に関して、より細かい内容をお話していきます。

ファイバースコープ

ファイバースコープというガラス繊維の特性を活かした光学機械を鍵穴に差し込んで、そこからの情報を使って鍵を作ることができます。

このファイバースコープを使って中を観察することで、目視ではわからない鍵穴の細部まで確認することができます。

集めた情報を元に鍵の複製を行っていくのです。

インプレッション

ブランクキーという鍵を鍵穴へと差し込んで、その際にブランクキーについた傷を見て、鍵穴の形状に沿ってちょっとずつ削って鍵を作るのがインプレッションです。

スペアキーを作るための未加工のキーがブランクキーと呼ばれるもので、差し込んだ際にできる傷から元の鍵を作っていくわけです。

誰にでもできる技術ではなく、長年鍵屋としてやってきたプロならではの技術になりますね。

鍵を分解し中の構造から作る

鍵穴自体を分解してから、中のタンブラー・ピンといったものを目視して、ブランクキーを削り作っていく方法もあります。

また鍵屋であれば分解せずに鍵穴を覗いて、内部を把握しそこから逆算して鍵を作るといったことが可能な場合もあります。

鍵屋によりますが、プロの技術で元鍵やスペアキー無しの状態でも作成ができちゃいます。

自動車の場合はディーラーでも作れる

自動車の元鍵やスペアキーを失くした場合、鍵屋でも作成できますがディーラーに頼むという方法もあります。

自身が車を購入したディーラーでなくても、メーカー・販売車種が一致しているところであれば対応してもらえます。

ただし、この場合発行したキーが到着してから車両登録を行う必要があり、手元に鍵がくるまでに1~2週間かかります。

自動車修理工場でも鍵作成は可能

カーディーラー以外にも自動車修理工場で、元鍵やスペアキー無しの鍵作成は可能です。

自動車修理工場側に在庫があるなら、その日のうちに鍵を用意してもらえますし、カーディーラーほど時間がかからないことのほうが多いです。

ただし、自動車修理工場によって対応・非対応があるため、自動車修理工場側へ連絡し確認をしたほうが良いです。

鍵屋はイモビライザーキーも元鍵なしで作れる

鍵のプロである鍵屋は自動車に使われるイモビライザーキーでも、元鍵やスペアキー無しで作成ができます。

ディーラーや自動車修理工場とは違い出張対応でその場で鍵を作るといったことができる鍵屋もあります。

その代わり車種や年式でイモビライザー登録に必須の機械・ブランクキーが違うため、場合によっては対応できない可能性があります。

登録制シリンダーやハイセキュリティーキーは作成不可能

プロと言えど万能ではなく、複製してほしい鍵が登録制シリンダーやハイセキュリティーキーだと作成が不可能です。

登録制シリンダーは他の人が合鍵を作れるのを防ぐのが目的として作られていますし、ハイセキュリティーキーもピンの配列が複雑で実質合鍵作成不可能です。

この場合はメーカーに依頼して純正キーを取り寄せたり、鍵の交換を行うといった選択をしたほうが良いです。

元鍵やスペアキー無しで鍵作成する際の料金相場

鍵の種類によって料金相場は異なっており、ギザギザした形の刻みキーであれば、防犯性能がそこまで高くないため14300円ぐらいからが相場です。

2024年現在では主流となってきている丸いくぼみが特徴的なディンプルキーなどになると、複雑な構造であるため33000円ぐらいからが相場ですね。

場合によっては鍵の交換となりますが、交換先の鍵の種類によって異なっており、安いと11000円と鍵の作成よりも安く済むことがあります。

まとめ

今回は元鍵やスペアキー無しで鍵を作成する方法について、より詳しくお話させていただきました。

プロである鍵屋であれば、高い技術を活かしてその場で鍵を作成してもらうといったこともできます。

また自動車の場合はディーラーや自動車修理工場で安く済んだりするため一度相談してみるのもありですね。