市販されていることが多い南京錠は鍵としてある程度作られていますが、実は家にあるもので解錠ができます。
南京錠を開けるための鍵を失くしてしまったりダイヤル型の番号を忘れてしまった、なんて時に解錠方法がわかっていれば役に立ちます。
この記事では家にあるもので南京錠を開ける方法を詳しく解説いたします。
家にあるもので南京錠を開ける方法
南京錠を開けるために使える家にあるものとしては以下があげられます。
- 針金
- ヘアピン
- 安全ピン
- ハンマー
- クリップ
針金やヘアピンといった細いものやハンマーなども解錠に使えますね。
以下では上記の家にあるもので南京錠を開ける方法について詳しくお話します。
針金
基本的にはピッキングの要領で開けることになるので、南京錠の高さ×2倍長さがある針金を二本用意します。
片方は90度に折り曲げておき、もう片方はストレートに伸ばしておきます。
折り曲げた方を鍵穴に入れて鍵を回す方向に力を入れておき、伸ばした方をそこに差し込み内部のピンを揃えると開錠できます。
ヘアピン
ヘアピンの場合もヘアピンを2つ用意し、一方は伸ばしてもう一方は90度まで開いておきます。
後は針金と同じようにヘアピン2本をそれぞれ鍵穴へと差し込んでピッキングを行います。
実際にやる際は鍵穴に入るサイズのものを用意しましょう。
安全ピン
安全ピンもまっすぐな物を1つ、くの字に折り曲げたものを1つの計2本用意します。
鍵穴に安全ピン2本を差し込んで、ピッキングの要領で動かすことで解錠することができます。
安全ピンの場合先が尖っていて危ないので、怪我をしたり鍵を必要以上に傷つけないよう気をつけましょう。
ハンマー
ハンマーの場合は、南京錠の「つる」と呼ばれている部分を引っ張りつつ、側面や上面を「コンコン」と叩きます。
対して強く叩く必要はなく、適度な強さで叩くだけで解錠することが可能です。
こちらも必要以上の力で叩い対すると南京錠が使えなくなったりするので注意です。
クリップ
ストレートに伸ばしたクリップとくの字に折り曲げたクリップの2本を用意します。
針金や安全ピンなどと同じく、2本を鍵穴へと差し込みピッキングを行います。
うまく行けばそこまで時間がかからずに解錠することができます。
ダイヤル型の南京錠を開ける方法
鍵穴に差し込む型ではなくダイヤル型の南京錠の場合、鍵穴が無いためピッキングは通じないです。
ダイヤル型はピッキングが不可能なため、ある程度は力技での解錠方法になりますね。
下記ではダイヤル型の南京錠を開ける方法について詳しいことを明記していきます。
1つずつ数字を合わせる
かなり時間がかかってしまう場合もありますが、ダイヤルの数字を地道に合わせていく方法です。
3桁の場合は1000通りで、4桁なら10000通りのパターンが存在しており、心当たりのある数字から試していきます。
それっぽい数字を一通り試して開かなかったら、あとは1つずつ数字をずらして時間をかけて合わせていきます。
テコの原理を使う
「つる」と呼ばれるU字型になっているところに2本用意したスパナの先端をそれぞれ差し込み、ペンチを閉じる感じで内側へ力を入れます。
金額の高いダイヤル式の南京錠であっても解錠できる力技の解錠方法となっています。
南京錠自体を破壊すること前提の開け方なので、実行後は南京錠を交換する必要があります。
南京錠の種類について
ここまで南京錠の開け方を解説しましたが、そもそも南京錠には2つですが種類が存在しています。
それがシリンダー型とダイヤル型の2つで、どちらも広く普及しています。
以下では2つある南京錠の種類に関して、細かく解説させていただきます。
シリンダー型
古くからある南京錠の型がシリンダー型で、専用の鍵を鍵穴に差し込み回すことで解錠できます。
見た目がハンドバッグのようになっていて、底面のところに鍵穴がついているため、そこに鍵を差し込むことができます。
先に紹介したように針金など細いものを2本用意してピッキングすることでも解錠ができます。
ダイヤル型
物によっては鍵穴が無いものと鍵穴があるものがありますが、基本設定した暗証番号での解錠や施錠ができるのがダイヤル型です。
暗証番号を忘れてしまうと紹介したように力技で開ける必要がでてくるため、忘れないように注意です。
鍵穴がついているものであるなら、暗証番号を忘れても鍵を使って解錠することができます。
まとめ
今回は家のものを使って南京錠を開ける方法をご紹介させていただきました。
どの方法も基本的には鍵を傷つけたり壊してしまう恐れがあるため、そこを把握して行う必要があります。
どうしても南京錠が開けられないや壊さずに南京錠を開けたいなら、プロである鍵屋に依頼しましょう。