玄関の鍵をカードキーにするメリット・デメリットをお教えします

昔から鍵は金属で作られた鍵を差し込んで解錠するのが基本ですが、2024年現在は電子的な鍵も増えてきています。

その中でも特に便利でオフィスなどでも採用されていることが多いのがカードキーですね。

この記事では玄関の鍵をカードキーにするメリット・デメリットに関してお話をしていきます。

玄関の鍵をカードキーにするメリット

金属の鍵ではなく専用のカードを使っての施錠・解錠が可能なカードキータイプ。

実際に玄関の鍵をカードキータイプにすることでどのようなメリットがあるのか気になるところです。

下記では玄関の鍵をカードキーにするメリットに関してより詳細に明記していきます。

オートロック機能が付属している

物によっては付いていない場合もありますが、殆どの場合カードキーにはオートロックの機能が付属しています。

これによって自宅を出てから鍵を閉める必要がなく、玄関の鍵を閉めたかどうかの心配もする必要がないです。

オートロックの機能が裏目に出ないか心配など不安がある方は、オートロックを停止できる物もあるので、説明書を一度読んでみるのが良いです。

カード1枚で様々な鍵の解錠が可能

カードキーは特性として鍵の管理をしている機械にカードを登録することで、鍵の解錠や施錠が行えます。

そのため同じようなカードキーの機械にカードの登録さえ行えば、カード1枚で複数の鍵を解錠・施錠することができます。

複数の物件を持っている方など鍵を複数管理する必要がある人にとってはかなり便利なものになっていますね。

楽に施錠や解錠ができる

金属の鍵は鍵穴に差し込み回すといった動作をしないといけませんが、カードキーは機械にカードをかざすだけで、解錠などが行えます。

両手が塞がっていたりしてもカードをかざすことさえできれば、楽に解錠することができます。

煩わしい鍵穴に入れて鍵を回すといった動作が短縮されており、素早く家の中に入ることができます。

防犯能力が高い

カードキーの機械には穴がないため、従来の鍵のようにピッキングによる解錠を行うことが不可能です。

またカード自体複製しようとすると本人確認やカードの登録が必要になるため、やすやすと合鍵を作ることができないです。

空き巣に簡単には入られない防犯性の高いものにすることができます。

鍵を交換する際にお金がかからない

鍵を紛失したりすると、設置されているシリンダーを交換する必要がありますが、カードキーはそういった作業が必要ないです。

カードキーの場合は登録済みとなっているカードキーの情報を削除し、新たにカードキーを登録し直せばよいだけです。

鍵交換に必要な鍵の購入費や、プロに頼んでの設置作業料金などを一切かけずに鍵の交換ができます。

鍵紛失しても解錠可能

設置しているカードキーの機械がどういったものなのかにもよりますが、カードキーと共に暗証番号を設定できるものもあります。

設定した暗証番号をメモして保存しておけば、たとえカードキー自体を紛失したとしても、暗証番号での解錠ができます。

カードや金属の鍵をよくなくしがちだという人は、暗証番号機能のついたカードキーを設置するのがおすすめですね。

鍵の収納がやりやすい

金属の鍵とは違いカードキーはカードなので、パスケースなどに入れて持ち歩くなど収納がやりやすいです。

パスケース以外にもスマホのケースや財布のカードを入れておく場所などに入れて、簡単に持ち運びができます。

鍵を単体で持っておくと行ったことが殆ど無いので、鍵を落としてしまうといったことも少ないですね。

玄関の鍵をカードキーにするデメリット

メリットが多く便利なカードキーですが、デメリットもいくつか存在しています。

人によってはメリットよりもデメリットのほうが大きく感じてしまう可能性もありますね。

ここからは、玄関の鍵をカードキーにするデメリットに関して記載していきます。

電子機器でしか起きないようなトラブルにあう

電子機器となるカードキーは何かしらの不具合により、カードキーでの解錠などができなくなるトラブルが生じます。

金属で作られた鍵とは違って、電子機器でしか起きないような不測の事態に陥ることもあります。

こういったトラブルが起こるリスクを避けたい方は、カードキーの機能だけでなく従来の鍵も一緒に付いたものを購入するのがおすすめです。

カードを再発行するのに時間が必要

カードを無くして再発行したり合鍵として複製を行う場合、メーカー・正規店で発注をしないといけないです。

そのため金属の鍵のように鍵屋へ行って複製などを行うのと比べると、時間がかかってしまいます。

鍵の再発行や複製を早めに行いたいといった人にはカードキーは不向きなものになっています。

電池がなくなることがある

自宅の電力を使って動作するものではなく、電池式で動くものだと、電池が無くなってしまうことがあります。

特に出かけている際に電池切れが起こってしまうと、そのまま家に入れなくなってしまいますね。

電池式の電池は寿命が1年ぐらいなので、1年に1回交換する必要があり、物によっては電池切れのアラートが付いているものもあります。

インロックによる閉め出しが起こる

カードキーを所持せずに「ちょっとそこまで」と家を出ると、オートロック機能によって閉め出しが発生してしまいます。

このようなインロックは「気をつけていれば大丈夫」と思うかもしれませんが、意外とうっかりやってしまいやすいです。

オートロック機能を切れる物やカードキー以外での解錠が可能な物を選んでおくのが良いです。

カードキー自体が破壊されやすい

プラスチックで作られていることが多いカードキーは金属の鍵と比較すると破壊しやすいです。

基本磁気カードになっているカードキーは磁力を持った物が近くにあることで、磁気に不良が起こる可能性があります。

クレジットカードに磁力を帯びているものがあったりするため、近くに置いておかないよう気をつけたほうが良いです。

停電すると使えない

電池式ではなく家の電力で作動しているタイプのものだと、停電するとカードキーが使えなくなってしまいます。

特に震災時なんかはカードキーが機能しなくなって家から出れなくなってしまうといったことが起きます。

心配な方は電池式のものにしたり、カードキーの機能だけでなく金属の鍵でも開けれる様になっているものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

今回は玄関の鍵をカードキーにすることのメリット・デメリットに関してご紹介いたしました。

カードキーは便利で扱いやすいですし、持ち運びも簡単にできるかつ紛失もしにくいです。

ですが、精密機械であるため何かしらのトラブルにもあいやすいので、そういった対策までできるものを選びましょう。