鍵紛失時に自力で鍵を開ける方法をご紹介

出先から帰ってきて玄関の鍵をいざ開けようとしたら、「家の鍵がどこにも見つからない」なんてことを経験したしたことは少なくないはず。

すぐに見つかればよいですが、何十分・何時間と探しても見つからず、最終自力で開けるしかないといったことになることもあります。

今回は鍵紛失時に自力で鍵を開ける方法について、詳細な情報をお届けいたします。

自力で鍵を開ける方法

自力で鍵を開ける方法としては以下があります。

  • サムターン回し
  • ピッキング
  • カム送り
  • 窓外し
  • バンピング
  • シリンダーをドリルで破壊

サムターン回しやピンキング・カム送り・窓外しなど、様々な方法がありますね。

ここからは、上記の自力で鍵を開ける方法について、一つ一つ詳しくご紹介いたします。

サムターン回し

ドアに穴を開けて何かしらの道具などを入れ込み、内側についている鍵のつまみとなる「サムターン」を外側から回して開けるのがサムターン回しです。

一時期空き巣の手口として頻発し問題となったことがあり、2024年現在は対策がされていることが多いです。

またこの方法で鍵開けを行う場合ドアに穴を開けてしまうため、開錠後にドア自体を交換する必要が出てきたりしますね。

ピッキング

「ピック」と「テンション」という専用の道具を使ってシリンダー内側のボトムピンを揃えることで開錠するのが「ピッキング」です。

サムターン回しが流行るよりも前から存在している空き巣の手口ですが、こちらも2024年現在は対策済みの鍵が多いです。

ピッキングの道具自体は資格がないと購入できないものの、ヘアピンなどで自作することができてしまいます。

そのため素人でもやろうと思えばピッキングができますが、鍵自体精密にできているため大体の場合は失敗し鍵を傷つけた結果交換に費用がかかってしまうといったことになりかねないです。

カム送り

ペンチや針金といったものを使って、鍵穴ではなく錠ケースを直接操作して開けるのが「カム送り」です。

特別な工具や技術なしでできるのですが、基本的に錠ケースが室外にむき出しになっていることは少ないです。

稀に鍵穴の「カール」部分を引っ張ることで錠ケースが外に出てしまうといったことがあり、そういった時にこのカム送りで開けることができてしまいます。

窓外し

窓の鍵が開いていれば、窓が開く大きさにもよりますがそこから入ることができますし、鉄格子がついていてもドライバーがあれば外すことが可能です。

また窓の鍵が開いていなくても窓ガラスを焼き破るなど、道具があれば外側から鍵を開けることができます。

鉄格子ぐらいだとドライバーで外して侵入してくる空き巣がいたりするので、窓は補助鍵を付けるなど対策したほうが良いです。

バンピング

ハンマーとバンプキーと呼ばれる鍵があれば、ピッキングなどの技術がなくても開錠できるのがバンピングです。

鍵穴にバンプキーを浅めに差し込み、ハンマーで軽めに叩くだけで鍵を開けれてしまいます。

こちらも一時期流行ったことがあり、その結果2024年現在は対策された鍵のほうが多くなっています。

シリンダーをドリルで破壊

工具として販売されているドリルをシリンダーに差し込んで回すことで破壊して解錠することができます。

この場合必ずシリンダーが破壊されてしまいますし、シリンダーだけでなくドア自体を交換になる可能性まであります。

うまくシリンダーだけを壊すことができれば、交換がシリンダーだけになって安くすみます。

自宅の鍵が無くなった際にやること

自宅の鍵が無くなてしまった際は、とりあえず探したほうが良いですがそれに加えてやることがあります。

早めに「遺失物届」を警察に提出することと、マンション・アパートなら管理会社への連絡をすることです。

いずれも鍵を探しつつ見つからなかったことを考えて、早めにやっておいたほうが良いですね。

「遺失物届」を警察へ提出

鍵を何処かに落としてしまっている可能性があり、もしかしたら誰かが拾ってくれることもあるため、早めに警察へ「遺失物届」を出しておくのがおすすめです。

「遺失物届」は警察署で出すイメージがありますが、近くの交番でも出すことが可能なのでよほど遠くなければ行ったほうが良いですね。

また鍵がなくなった際入居者が交換・開錠の費用を支払う必要がありますが、「遺失物届」の受理番号があれば加入している火災保険からその費用をだしてもらえる可能性があります。

マンション・アパートは管理会社へ連絡

無くした鍵がマンションやアパートといった賃貸物件のものであるなら、早い段階で管理側へ連絡を行ったほうが良いです。

管理側が合鍵を持っている可能性が大いにありますし、なかったとしても鍵屋と連携して対応してもらえることがあります。

連絡する時間帯が早朝・深夜といった場合だと連絡がつかないことがあるためその点には注意です。

自力で鍵を開けるのは危険

鍵を無くしてしまいどうしようもなくなり自力で鍵を開けるばあい、かなりリスクのある行為になります。

やっているところを近所の人に見られて通報される可能性がありますし、そもそも鍵を壊す危険性が高いです。

下手に鍵交換で高額な費用が必要になったりする前に、早めに鍵屋へ相談しておくのがおすすめです。

まとめ

今回は自力で鍵を開ける方法についてや、鍵を無くしてしまった際に早めにやっておくことなどをお教えしました。

鍵を自力で開ける方法はいくつかありますが、殆どが空き巣の手口として使われているような方法になります。

通報されてしまうなど余計なトラブルになる危険性があるので、極力鍵屋へ相談をしましょう。