スマートホンなどを利用したスマートキーが普及してきていますが、スマートキーが登場するよりも前からキーレスエントリーシステムが存在しています。
キーレスとスマートキーは似たようなものですが、実はちょっとした違いがあります。
この記事ではキーレスとスマートキーの違いを始め、キーレスの仕組みや注意点などについてお話していきます。
キーレスの仕組みについて
キーレスエントリーは専用のキーから電波を使ってキーの番号や専用の暗号といった情報を送信し、自動車内の受信機で認証させることによる、遠隔での施錠・解錠ができるシステムです。
荷物が多い時やスムーズに自動車へと乗車したい時などに、ワンボタンで解錠・施錠ができる便利なものになっています。
キーと受信機に同じ周波数で通信を行うチップが搭載されており、それを利用したシステムになります。
キーレスとスマートキーの違い
キーレスとスマートキーはほぼ同じというより、キーレスの上位互換がスマートキーであるため、キーレスでできることはほぼスマートキーで可能です。
スマートキーの場合はキーレスのようにボタンを押さなくてもノブに触れれば解錠できたり、自動車だとボタンでエンジンがかけれたりします。
ただ、スマートキーだと社外からエアコンやエンジンの始動ができないですが、キーレスだとそういった操作が可能なものもあります。
キーレスを後付することができる
新しい自動車だとキーレスエントリーが標準搭載されていますが、中古車の場合キーレスが搭載されていないものも少なくはないです。
キーレスは業者に依頼したり、自身で専用のキットを利用しての後付を行うことが可能となっています。
ただし後付を行う自動車に「集中ドアロック機能」という1度で全部のドア施錠・解錠が行えるシステム搭載されていないと付けれない点に注意が必要です。
業者での取付費用は本体+取付費用になる
専用キットを利用して個人で取付を行う場合、かかってくる費用は本体価格のみで、安いものだと通販で2000円程度で販売されています。
業者に依頼して取り付ける場合は、本体価格に加えて取付費用が必要となり、個人で行うよりもかかってきます。
実際にどれぐらいの費用がかかってくるかは、依頼する業者に頼んで見積もりをとってもらう必要があります。
キーレスの反応が悪い際の対処方法
キーレスの反応が悪い際の対処方法として以下があります。
- 自動車のバッテリーを確認
- 電池の交換
- 業者・ディーラーに頼む
自動車のバッテリーを確認したり、電池の交換や業者・ディーラーに頼むといった方法になります。
ここからは、上記のキーレスの反応が悪い際の対処方法に関して、詳細な情報を記載していきます。
自動車のバッテリーを確認
自動車のバッテリーが上がっていると受信機の反応が悪くなるため、キーレスの反応が悪くなってしまいます。
1度普通にキーを使ってちゃんとエンジンがかかるか確認し、かからない場合はバッテリーがあがっているので充電または交換が必要となります。
充電や交換を行ってもエンジンがかからなかったりする場合は故障が疑われるので、業者へ連絡しましょう。
電池の交換
キーレスの場合キー側の電池が切れてしまっていたり切れかけていると、まったく反応しなかったり反応が悪かったりします。
キーによっては個人で簡単に行えるものもありますが、メーカーによって交換方法が異なっているためWebサイトや説明書を確認したほうが良いです。
調べてもよくわからない場合は、こちらも業者・メーカーに問い合わせて交換方法を聞いてみるのが良いですね。
業者・ディーラーに頼む
電池切れやバッテリー切れといった現象が起こっていないにも関わらず反応が悪い場合、受信機側の故障が疑われます。
キーから送らえる電波をちゃんと受診できないと、ドアの施錠・解錠ができず困ってしまう可能性があります。
早めにディーラーや業者に連絡して、キーレスエントリーが故障していないかどうか確認してもらうのがおすすめです。
キーレスの注意点
キーレスの注意点としては以下があります。
- 強めの衝撃はNG
- 直射日光や高温に弱い
- 水にも弱い
キーレスキーは精密機器になるため、強めの衝撃や直射日光・高温といったものには弱いです。
また水分は機械にとって天敵で、内部に少しでも入ってしまうとそこから故障の原因になるため気をつける必要があります。
まとめ
今回は最近の車では標準搭載されているキーレスに関して、スマートキーとの違いや仕組み・注意点などをお話しました。
スマートキーはキーレスのほぼ上位互換となっており、キーレスで行えることは殆どスマートキーで可能となっています。
中古車だと自動車によってはキーレスエントリーが搭載されていないことがありますが、「集中ドアロック機能」が搭載されていれば後付は可能です。
費用もそこまでかからないので、スマートキーが高くて手が出せない人なんかはとりあえずキーレスエントリーシステムを搭載しておくのも手です。