鍵修理を始め様々な鍵のトラブルでお世話になる鍵屋ですが、鍵修理を行うのに実際に資格が必要なのか気になりますよね。
鍵修理には関連した資格があるのと共に、鍵屋にはいくつか種類も存在しております。
今回の記事では鍵修理に関連した資格についてや鍵屋の種類についてお教えしていきます。
鍵修理に必要な資格とは?
鍵修理には特に必要な国家資格などは存在しておらず、関連したところに就職したり開業すれば鍵修理が可能です。
その代わり「認定錠前技師」など鍵修理に関連した資格はあるので、持っておけばお客様などからより信頼を得られる可能性が高まります。
他にも鍵修理に関して持っておくと役に立つ資格が2つほどあるので、以下でご紹介していきます。
防犯整備士
こちらは名前の通り防犯設備に関した知識や技能を持っていることを証明してくれる資格になっています。
鍵に関する防犯は勿論、それ以外にも防犯に関する知識を使ってお客様へアドバイスなども可能です。
個人で開業するなら取得しておきWebサイトなどで記載したり実際にアピールすれば、依頼が増える可能性が高まりますね。
電気工事士
カードや暗証番号を使っての施錠・開錠ができる電子錠は増えてきており、鍵屋にそういったものの設置依頼も増えてきています。
そんな時に電気工事士を持っていれば、電子錠の取り付けなどを滞り無く行うことができます。
通常の鍵修理や交換といった業務だけでなく、電子錠の取り付けや電子錠関係の依頼が増える可能性がありますね。
鍵屋には3種類ある
鍵に関して何かしら依頼することがある鍵屋ですが、実は以下のような3種類が存在しています。
- 店舗型
- 出張専門
- 合鍵作成専門
店舗型や出張専門・合鍵作成専門といった種類の鍵屋があります。
それぞれどのような鍵屋になっているのか、ここから詳細にお話していきます。
店舗型
お店に足を運んだお客様に対して対応を行うのが店舗型で、合鍵の作成やセキュリティ関連商品の販売なども行っています。
店によっては出張による鍵開け・鍵交換への対応を行っていたり、受付~作業まで一貫して引き受けていたりしますね。
営業時間・定休日といったことを定めていることが多数あり、深夜は時間外となっていたりします。
出張専門
店舗が無く電話やWebサイトなどから依頼を引き受けて、全て出張による対応を行っているのが出張専門の鍵屋です。
店舗型とは違ってお店での合鍵作成や商品を販売するといったことはなく、鍵開けや鍵交換が主な仕事になっていますね。
年中無休で営業しているところが多く、場合によっては依頼を引き受けるところと現場作業員で分担していたりします。
合鍵作成専門
鍵開けや鍵交換といった依頼はできず、駅前やホームセンターなどで開いている店で合鍵の作成のみを引き受けています。
合鍵作成だけでは売上が乏しいため、靴の修理や金物関係の商品販売なども併せて行っていたりします。
これから鍵屋を目指そうとしている人で合鍵作成の技術を身に着けたい方や関連したい知識を付けたい方が働くのにはピッタリの場所になっています。
鍵屋になるための3つの方法
鍵屋になるための方法としては以下の3つになります。
- 鍵屋に就く
- 鍵屋関連の会社に就く
- 専門の学校に通う
鍵屋に就くことや鍵屋関連の会社に就く・専門の学校に通うといった方法があります。
下記では上記の鍵屋になるための方法に関して、詳しく解説させていただきます。
鍵屋に就く
鍵屋の種類に問わず社員の募集などを行っているところは少なく、そちらに就けば鍵屋になれます。
大体1,2ヶ月の研修制度が付いていることが多いので、未経験でも就職できるようになっていたりしますね。
社員雇用であれば鍵に関して学びつつ給料がもらえますし、先輩や上司に相談などもすることができます。
鍵屋関連の会社に就く
サッシ屋・工務店・金庫メーカーといった鍵に関連したことを扱う会社に就いて、後々独立や転職して鍵屋になる方法です。
合鍵作成や鍵開けといった技術は後々学ぶことになりますが、鍵修理・交換に関する技術を身につけることができます。
すぐにでも鍵屋になる必要がなく迷っているといった人は、関連会社に就いて一度様子見してみるのもありですね。
専門の学校に通う
ピッキングを始め住宅・車・金庫の鍵開けや交換などに関して、学校に通って学んで鍵屋になる方法です。
しっかりと通って学んで卒業すれば、鍵屋への斡旋や独立支援などを学校側おこなってもらえたりします。
鍵屋が専門学校を運営していることが多く、学校ごとに内容・期間・料金が異なるのでしっかりと調査や資料請求をしてから申し込むのが良いですね。
まとめ
今回は鍵修理に必要な資格についてや、鍵屋の種類・鍵屋になる方法といったことをお話いたしました。
鍵修理には必要な国家資格などはありませんが、関連した資格などをとっておけばそれだけ依頼が増える可能性があります。
鍵屋には種類があり、以来の内容に合わせて対応してもらえる鍵屋を探すのがおすすめですね。